横から人を見た時、耳・肩先・大転子・膝蓋骨の裏・外顆が一直線上にあるのが、バランスの取れた姿勢と言われています。

骨盤の傾斜は

次に骨盤について見ていきます。

骨盤を横から見た時、骨盤は少し前方に傾斜している状態がバランスが取れている状態です。

骨盤に前側の上前腸骨棘（ASIS）と後ろ側の上後腸骨棘（PSIS）という部分があります。

その差が指2本分〜指3本分ぐらいあるのが通常です。

骨盤は少し前方に傾いている状態がバランスの取れている状態です。

スウェーバックの骨盤は

スウェーバック姿勢の骨盤は後傾しています。

上記図を観ると一見前傾しているように見えます。

これは骨盤の後傾を腰椎の前弯（腰を反る事）で補っている姿勢です。

一見前傾しているように見えるため、トレーナーでも前傾と判断してまうこともあります。

骨盤は後傾をしているのですが、前方にスライドをしている状態です。

図を観てもらうと分かると思います。

良い姿勢と言われているのは耳・肩先・大転子・膝蓋骨の裏・外顆が一直線上にある状態です。

これに対してスウェーバックは骨盤の位置が前方にズレています。

骨格は付着している筋肉によって、位置や傾きが決まってくる

筋肉が強く硬くなると、付着している骨を引っ張って、骨の位置や傾きを変えていきます。

逆に筋肉が弱く伸びてしまうと、付着している骨を支えることが出来なくなってしまいます。

骨盤が後傾しているので後傾に関わるに筋肉が固くなっている

骨盤の後傾に関わる筋肉は、身体の後面についている筋肉です。

お尻の筋肉である大臀筋やももの裏側のハムストリングス、ふくらはぎの腓腹筋です。

他にも深層外旋六筋なども関わります。

特に深層外旋六筋はもも裏のハムストリングスが硬くなると、動きの代償をしてしまう部分でもあります。

スウェーバック姿勢は骨盤が後傾しているので、これらの筋肉は固くなっている可能性があります。

スウェーバック姿勢の体幹部分は

骨盤が後傾になっている状態では、体幹部分の前側になる、腹筋が固くなっている可能性がありました。

それがスウェーバック姿勢の場合は、骨盤が前方へスライドしています。

そのため体幹部分である腹筋群は伸びた（ストレッチ）状態になるため、弱くなっています。

骨盤が前方へスライドしているので、腰部は固くなっています。

最後に

この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

今回の内容はいかがだったでしょうか？

今回の記事はスウェーバック姿勢についてを取り上げました。

人の身体はより複雑に絡み合った原因で、姿勢や動きを変化させていきます。

そのためこれだけをやれば全てが解決する、魔法のコンディショニングはありません。

少しずつ影響を与えているの全ての筋肉を動かして、働くようにしていくことが重要になります。

今回の記事であるスウェーバック姿勢は骨盤の傾きやバランスが大きく関わります。

骨盤の傾きによって起こる身体の不調についても書いています。

興味を持たれた方は、下記にリンク記事を貼り付けてあります。

よければ合わせてご覧ください。

また身体のことに関して悩みや不安がある方、トレーニングやストレッチ方法などが知りたい方は是非ともご連絡ください。