猫背姿勢の改善における1番のポイント大胸筋のストレッチ
こんにちは。地下鉄東山公園駅とも30秒にある。
コンディショニングによるトレーニング前の準備を大切にしている。
パーソナルトレーニングスタジオwivo conditioningの萩原朋です。
wivo conditioningでは股関節の動きに関わる大腰筋を働かせることに重点を置いています。
パーソナルトレーニングでは大腰筋を働かせるためのコンディショニング(ストレッチやトレーニング)を多く取り入れることで身体の動きを変えるお手伝いをしています。
目次
1大胸筋の簡単な解剖学
2大胸筋の働き
3大胸筋の働きが強くなると
4大胸筋は特に重要な筋肉
5大胸筋のストレッチ
大胸筋の解剖学
大胸筋とは胸にある大きな筋肉です。
腕の骨から胸骨までをつないでいる胸にある筋肉です。
上半身の動きに関わる筋肉です。
大胸筋の働き
大胸筋は上腕骨から鎖骨、胸骨に付着をしてます。
肩、腕の動きの様々な動きをコントロールしています。
肩の関節との関わりで肩甲骨の動きにも大きく関わります。
大胸筋の働きが強くなると
大胸筋は胸骨と上腕骨を結んでいるため、背中が丸くなるいわゆる猫背姿勢に大きく関わります。
大胸筋が強くなると、胸郭を引き下げて、肩を前方に巻き込むようにして行きます。
また肩の内旋と言って、肩を内側に捻るようになって行きます。
いわゆる猫背姿勢を作ってしまいます。
肩の巻き込みと肩の内旋の姿勢は肩甲骨の外転という状態を作って行きます。
五十肩の方や腕を頭の上に上げると肩が痛い方、そもそも腕を頭の上に上げるのが苦手な方の原因を作っている部分でもあります。
胸郭が引き下げられ、肩が内旋して猫背姿勢になった状態では肩を頭の上に上げることは非常にやりにくくなります。
肩の関節は引っかかりやすくなります。
それを無理に行っていると、体が限界を超えたときに五十肩などの症状として現れてきます。
大胸筋は特に重要な筋肉
大胸筋は姿勢を良くして胸郭を引き上げて背骨を真っ直ぐにする時に重要な部分になります。
大胸筋が硬くなり胸郭を引き下げてしますと、背骨は丸くなって行きます。
その結果お腹が潰れて、内臓の働きにも影響が出てきます。
内臓の働きが悪くなれば、当然栄養の消化吸収の働きも悪くなります。
また内臓の代謝も悪くしてしまいます。
その結果は体脂肪の蓄積であったり、基礎体温の低下、免疫力の低下を招いてしまいます。
しっかりとコンディショニングで整えて胸郭を下に引っ張らないようにすることが重要です。
トレーニングで鍛えるためには、しっかりとトレーニング効果を引き出せるようにストレッチをまず入れて行きましょう。
大胸筋のストレッチは伸ばす方向が非常に重要
大胸筋はTV等でも猫背の原因として取り上げられています。
そのためストレッチを入れる機会は非常に多い部分でもあります。
大切なのは大胸筋は伸ばす方向が非常に重要な部分でもあります。
図のようなストレッチを紹介することもありますが、猫背の改善には向きません。
図のストレッチは大胸筋の上部をストレッチ する方法になります。
胸郭を引き下げ猫背姿勢を作るのは大胸筋でも下部繊維と言われる部分です。
図のストレッチでは下部繊維を伸ばすには向いていないことになります。
しっかりと「どの方向に伸ばすのか?」「大胸筋のどの部分が硬いのか?」を理解するとよりストレッチの効果が高まります。
大胸筋は上腕骨(腕の骨)を内側に持っていく動きと腕を上げたり下げたりするときの動きに関わります。
五十肩の方は頭の上に腕を上げると痛みが走ることが多いので、まずは胸を開くストレッチを入れることをお勧めします。
そして最終的には猫背の改善を意識して縦方向へのストレッチを入れることをお勧めします。
♦肩甲骨の動き出し♦
肩甲骨の動きは大胸筋の働きと非常に密接な関係を持っています。
肩甲骨をまず動かすことで大胸筋のストレッチ効果を高めることができるようになります。
1四つん這いになります。
腕は肩の真下に膝は股関節の真下に置きます。
背筋を真っ直ぐに伸ばした状態にします。
2肘を曲げないようにして背骨に向かって肩甲骨を寄せます。
3肩甲骨を寄せたら今度は引き離して行きます。
4これを繰り返して行きます。
大胸筋のストレッチをご紹介します
1四つん這いの姿勢になります。
腕は肩の真下に膝は股関節の真下に置きます。
背筋を真っ直ぐに伸ばした状態にします。
2手を前方について胸をマットに近づけます。
⇨できるだけ肘は伸ばします。
3お尻を軽く持ち上げます。
4軽く背骨を反るようにします。
530秒から1分ぐらいキープします。
6終わったら反対も同様に行います。
♦大胸筋を上下に伸ばす方法♦
♦大胸筋を横に伸ばす方法♦
頭の上に腕を上げれない方はこちらをお勧めします。