筋肉の働きを高めて柔軟性を上げる方法。関節アプローチによる関節可動域の回復。
こんにちは。名古屋市千種区 地下鉄東山公園駅徒歩30秒にある。
コンディショニングによるトレーニング前の準備を大切にしている。
パーソナルトレーニングスタジオwivo conditioningの萩原朋です。
wivo conditioningでは股関節の動きに関わる大腰筋を働かせることに重点を置いています。
パーソナルトレーニングでは大腰筋を働かせるためのコンディショニング(ストレッチやトレーニング)を多く取り入れることで身体の動きを変えるお手伝いをしています。
誰もが憧れる開脚。
トレーニング指導をしていると、よく「開脚ができるようになりますか?」と質問を受ける事があります。
もちろんトレーニングをして今ある体の状態よりも基礎体力ベースが上がれば、必ず開脚は今以上に広がっていきます。
今回は誰もが憧れる開脚について、柔軟性を向上するための方法をお答えしていきます。
目次
1人の体の柔軟性を決めるものは
2筋膜よりも関節包が関節可動域に影響を与える
4hypo jointとhyper joint
3まとめ
人の体の柔軟性を決めるものは
誰もがバレエダンサーのように足を180°に開くができることに憧れますよね。
でも実際は90°開くのが精一杯だったりします。
ではその開脚の角度を決める柔軟性は何によって決まるのでしょうか?
柔軟性を左右する関節可動域とは?
関節可動域は、英語ではRange of Motion(レンジ・オブ・モーション)と表記します。
「Range=範囲」で「Motion=可動」という意味です。
つまり関節が動く範囲を意味します。
関節可動域に影響を与えるのは、関節包、筋肉・筋膜、腱、皮膚です。
関節包47%
筋膜・筋肉41%
腱10%
皮膚2%
筋膜よりも関節包が関節可動域に影響を与える
数字を見てもらうと分かると思います。
実は筋膜よりも関節包への働きかけがより動きの変化を出す事ができます。
よくカイロプラクティックなどボキボキやりますが、実はあれは関節の動きを出しているのです。
hypo jointとhyper joint
人の体を構成する骨。
その骨と骨が連結する部分は関節を作り、体を動くようにしています。
例えば肘関節や肩関節、股関節や膝関節などです。
この関節が筋肉に引っ張られて動くことによってに人は動く事ができます。
関節の動きは動きすぎの「hyper joint」の状態と、制限の「hypo joint」の状態があります。
体が硬いと感じる方の多くは「hypo joint」の状態で、関節の動きに制限がある可能性があります。
これを正常なニュートラルの状態に持っていく事で、関節可動域は広がっていきます。
例えば、前屈動作は股関節と脊柱の屈曲(曲げる動作)のバランスで行われます。
これが股関節が硬いと、脊柱の動きを多く利用して前屈を行います。
「そうすると股関節硬いですね」
「股関節の動きに制限があるので、股関節の制限を正常な状態に戻していきましょう」となります。
股関節の動きの制限を改善することで、関節の可動域は広がっていきます。
前屈動作が最初の状態よりも出来るようになります。
hyper jointの場合でも関節の動きの制限は出てくる
実は関節の動きは動きすぎてもいけないのです。
hyper jointの場合は関節が動きすぎです。
動きすぎの関節があると、本来動かないといけない部分を、動きすぎる部分が補ってしまいます。
前屈の話では、脊柱の屈曲が動きすぎていまい、股関節が動かない可能性があると言う事です。
「脊柱が動きすぎて股関節が動かない状態になっていますね」となるのです。
「脊柱が動きすぎなので、脊柱の動きすぎを少し(安定)動かないようにしていきましょう」となります。
脊柱の動きを改善することで、股関節の関節可動域が広がっていきます。
前屈動作が最初の状態よりも出来るようになります。
hypo jointはhyper jointを作っていきます。
逆にhyper jointはhypo jointを作っていきます。
体全体でバランスを取っているのです。
まとめ
開脚をするためには。
hypo joint又は hyper jointの状態になっている関節の動きを、正常な状態に持っていく事が大切になります。
ニュートラルな状態、正常な動きとは制限のある部分の制限を取り除いてあげる。
逆に動きすぎている部分は(安定)動かないようにする事です。
関節の動きを整えた状態で、トレーニングによって体の機能を上げていく事です。
柔軟性の向上はこの部分を理解して行う事が大切です。
開脚ができないのは、どこか違う部分で動きすぎの関節があるために、股関節がバランスを取って動かないようにしているかもしれません。
ご自身の体がどのような状態かを専門家に確認してもらうことをお勧めします。
♦参照記事♦
前回の記事でピッチャーを例え話で肩や肘の投球障害の原因は股関節が動かない。
前回の記事はこちらを参照してください。
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